【ドミニカ野球留学】内野手のグラブさばきの柔らかさ 1日目 ①

ドミニカ野球留学

2019年8月、ドミニカ共和国へ野球の指導を学びに行きました。大学四年生の夏ということで、大学入学時から続けているボーイズでの活動をさらに充実したものにするために、修行を兼ねて単身ドミニカへ行ってきました。このブログではいくつかの記事に分けてその様子を公開しています。

やっと到着、サントドミンゴ

成田→メキシコシティ→サントドミンゴ(ドミニカ共和国の首都)と飛行機を乗り継いで、空港滞在時間を含めると丸一日、やっとの思いで目的地に着いたのは現地時間の8月8日だった。

空港から陽気な運転手の車に乗せてもらい、現地のホテルで今回コーディネーター兼通訳をしてくださった阪長友仁さんと合流した。

阪長さんはこの本の著者でもある。

MLBの9軍 アカデミーのサマーリーグ

一日目、まず向かったのはMLBロサンゼルス・ドジャースのアカデミーだ。にほんとちがうのは本当にこんなところに野球場があるのかと思うような道を阪長さんの車で進むと、不意に野球施設の看板が現れた。そこには野球場が3つほどあり、クラブハウスなどの施設の充実していた。

そこでは16歳以上の選ばれた野球選手がメジャーリーグを夢見て野球をしている。訪れた時期はちょうどサマーリーグが行われており、その日はピッツバーグ・パイレーツのアカデミーとの試合が行われていた。

アカデミーは日本で言う高校野球の年代だが、球場の様子は日本とは全く違う。神奈川大会では人気校同士の対戦となると、県の五回戦にもかかわらず、地方球場には朝から行列ができるほどの人気だ。

しかし、ドミニカのサマーリーグにはギャラリーは数えるほどしかいない。チームの関係者を除けば保護者もそれほどいなかったのではないだろうか。

ゆったりとした雰囲気


日本と違うのは球場の雰囲気だけではない。試合の雰囲気や選手の動きが日本とはまるで違う。ガチガチのスパルタ野球で育った僕はこれが高校生のプレーなのかと驚いた。

全力疾走は走塁の時と守備で打球を追う時のみで攻守交代などはすごくゆったりとしている。なんだか試合全体がゆったりとしている印象だった。だが、すべてのプレーがダラダラとしているわけではない。

投手は直球を中心に勢いのある投球フォームで投げ込み、打者は鋭いスイングでそのボールを打ち返す。ゆったりとした試合の雰囲気と矛盾するかもしれないが、プレーにスピード感が感じられた。

柔らかなグラブさばき


ドミニカに到着するまでの間で阪長友仁さんの『高校球児に伝えたい!ラテンアメリカ式メジャー直結練習法』という本を読んでいたので、自然と選手たちのグラブさばきに目が行った。

イニング間ののボール回しから逆シングルやグラブトスなど、日本では応用に位置付けられる動きを繰り返し行っていたのが印象的だった。

ドミニカをはじめとするラテンアメリカの国々では、ショートが一番人気のポジションだそうだ。内野ゴロを少しでもアウトにできる確率の高い動きを小さい頃から練習しているので、柔らかいグラブさばきが身につくのだという。

この部分はドミニカと日本の身体能力の差ではなく、指導方針の差だと感じた。




続きはこちらから↓↓
主にトライアウトのことについて紹介しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました