【読書録】学びを結果に変える『アウトプット大全』

読書録

最近読んだ本の内容を説明してください。

このように言われて、しっかりと説明できるだろうか。もし説明できないとなると、それは読んでいないことと同じにはならないか?

自分の中で、本を読んだ内容を何かのきっかけで想起して役立てることはできるかもしれない。となると、人に説明できなくてもその本を読んだという事実は全てが無駄ではないだろう。

それでもやはり、一度読んだ本の内容を出来る限り自分のものにして、瞬時に取り出せるようにしておきたい。指導者・教育者ならなおさらだ。この本は、学んだ内容をどの様にしてアウトプットして、自分の成果につなげるのかが書かれた本だ。

このブログの一文目にドキッとした人には是非オススメしたい。

どうしてこの本を読んでみようと思ったか

大学四年間ではそれなりの量の読書をしてきたと思う。他よりとびぬけて本を読んだ自信はないが、それでも大学への行き帰りの電車では往復1時間半以上本を読んだ。電車の中でいつもYouTubeを見ているような人よりは、読書量が多い自信はある。

だが、大学四年の卒業を目前にした今、これまでに読んだ本がどれだけ自分の血肉になっているか、ふと疑問に思ったのだ。

何冊かは間違いなく自分の行動のきっかけになったし、思えば「今の自分のこの習慣はあの本のあの部分と出会ったからだな」という出会いも覚えている。

しかし、その内容を説明しろといわれると、とたんに自信がなくなってしまう本も少なくない。

そこで、2018年に話題になった『アウトプット大全』を今更ながら読んでみることにしたのだ。結果として、もっと早く出会えていればよかったと思うが、いま出会えてよかったとも思っている。

インプットとアウトプット

インプット(input)とは入力のことだ。自分の脳内に情報を入れる。読書、講義、セミナー参加、これらはもちろんのこと、雑談やテレビの情報もインプットだ。

アウトプット(output)はこれらを自分の中から外に出すこと。書いたり、話したり、理解した内容を行動に移したり、インプットした情報を自分の中で噛み砕いて(再構築?)、外に出す行為全般がアウトプットだ。

さらにアウトプットしたならその内容をフィードバックしなければいけない。他者からの見え方や、自己評価をもとに反省・改善をして、また新たなインプットへと向かう。


アウトプット大全』は名前の通りアウトプットに焦点をあてて書かれた本だ。アウトプットの重要性が繰り返し書かれている。インプットは自分の脳内を変える行為だが、アウトプットは現実世界を変える行為なのだ。

自己成長とはアウトプットの量に比例する。本を月に10冊読んで0冊のアウトプットをしている人より、3冊読んで3冊きちんとアウトプットしている人の方が成長度合いは大きい

この本によると、インプットとアウトプットの適切な割合は「3:7」なのだという。これは受験勉強などのでも同じで、参考書よりも問題集が大事になる。

一度脳内に入った記憶は二週間以内に3回使うと、長期記憶になりやすいということも書かれていた。そのことも意識して、なるべくSNS、ブログを使って複数回アウトプットするようにしたい。

ただ、一番大事なのは会話の中でのアウトプットだ。
自分の口からスムーズに、その場勝負の状況でアウトプットすることができて初めて本物だと言えるだろう。

話す

上にも書いたが、話すことは一番大事なアウトプットだ。一番大事で且つ、一番簡単にできる。家族や友人・恋人など、なんでも話せる間柄の人にどんどん話すべきだろう。

話すという行為には視線やジェスチャーも関わってくる。このことも書かれていた。

雑談する・質問する・プレゼンする・褒める・断る 等 様々な話す・伝える分野の基本的な術が書かれている。

コミュニケーションやプレゼンを強化したい人はこの本を読んでから、それぞれの詳しい本を読んでみるのもいいと思う。

僕はこの中でも、挨拶するという項目がとても印象に残った。僕は教え子に「挨拶はコミュニケーションの入り口だ」と口うるさく言っているが、それと同じことが書かれていた。

また、コミュニケーションは一度に長時間話すよりも、短時間の会話を何度もかわすことが効果的だということが書かれていた。これはとても印象的だった。後者の方が親密度が増すのだという。

もう一つ、質問するという項目もためになった。いつもセミナーなどで、質問の時間に良い質問が思いつかない場合が多い。質問上手は会話上手だと思う。このブログを執筆している経った今もTwitterでそんなやり取りをした。

これらのことは実際に自分で使いながら、知識としてだけでなく技術として、自分の技として忘れないようにしたい。

書く

僕は文学部生だというアイデンティティから、この数年間書くということにこだわりを持ってきた。LINEが主流になっているが手紙も書く。まだまだ拙い文章だが、このブログも着実に見てくれる人が増えてきている。

今の世の中、書くというとだんだんPCでのタイピング入力が主流になってきている。確かに、短時間できれいに入力するにはデジタルの力は素晴らしい。

しかし、アナログの方が勝っている点がある。これもまた僕の実体験と重なるのだが、授業ノートや読書(書き込みを伴う)はアナログの方が良い。

直感的に思ったことをどんどん出力したい場合には、まずは手書き(=アナログ)が良いのだ。


僕はこの記事を書くのも、ルーズリーフに大まかな意味段落を作り、内容を殴り書きしてからパソコンで入力している。

プレゼン資料作成も、まずは手書きで構成を作ってから、PC作業に移った方が結果的に早く作業を終えることができるのだ。


ただ、書くということにはテクニックのようなものはあっても最終的な近道というのはない。とにかく量を書いて、それを見直していくしかない。

my to do

読んだ本の内容は必ず行動に移す。特に啓発書を読んだ場合には3つで良いので自分の生活に落とし込む内容を決める。

前に読んだ睡眠の本も、先日改めて読みなおして to do を書き出したところだ。

読んだ本はブログに書く

今後、読んだ本は必ずブログにしようと思う。読書スピードが落ちたとしても、アウトプットの量は確保したい。

ブログに書くために何度か読み直すのでインプットも重なるうえに、アウトプットもできる。TwitterやFacebookも良いのだが、自分のプラットホームであるブログにまとめようと思う。

必ず全員と会話する

先述した、挨拶の話だ。人間が親密になるには一度に長時間会話するよりも、短時間の会話で回数を重ねた方が良いのだという。

これを知ったからには、塾や週末の野球では一日あるときは全員と一言は会話をすることを心掛けようと思う。対中学生だとしても、信頼関係が何よりも大事であることは言うまでもない。

普段から会話をしておくことが、指導の場でのスムーズなやり取りにつながると思う。これは是非取り入れたい。

前にも心掛けていたのだが、ついつい忘れてしまう。これは継続しよう。

拡散は自分の意見をつけて

FacebookやTwitterでシェア・リツイートという機能がある。他人から流れてきた情報を拡散する機能だ。この時、情報をそのまま拡散さすることもできるが、自分のコメントを付けて拡散することもできる。

アウトプットには自分がそれを知ってどう思ったのかが大事なので、必ず自分の意見を付けて、拡散するようにしたい。それによって、今までなんとなく面白そうだからという理由で拡散していた情報も、より頭に残りやすくなるだろう。

おわりに

冒頭にも書いたが本当はこの本にもっと早く出会いたかった。そうすれば今まで読んだ本がもっともっと自分の中に活きていたかもしれない。

だが、過去のことを想ってもどうにもならないので、1年後の自分が同じ思いをしていないように、得た情報はアウトプットを繰り返して自分のものにしていきたい。

もちろんアウトプットにはインプットが大前提だ。生きているだけでも情報は入ってくるが、「ぼーっと生きている」だけでは、「なぜ?」を持たないで生きていては、情報は素通りしていく。

インプットの姿勢も忘れずに生活していきたい。


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