「どういう教育してるんだ!」は特大ブーメラン

教育系

今回は短めの記事で。先週の日曜日にあった話を紹介したいと思う。僕の個人的な反省の話と、そこから派生した地域教育の話が主な内容となっている。

話がだいぶ飛んでしまったが、教育に興味のある人には読んでもらいたい。

バス掃除

僕はこの前の夏にマイクロバスを運転するための中型免許を取った。この日も僕はマイクロバスの運転係だった。

移動の時間になり、駐車場にバスを取りに行くと、床にごみが散らばっていた。うちのチームではバスを使った移動の後には必ず下級生が掃除をすることになっている。

一年生に聞くと一応掃除はしたというが、それにしてはペットボトルや差し入れのお菓子のごみがかなり目立っていた。

野球の技術については怒るつもりはない。だが、このような整理整頓や挨拶など、人として当たり前の部分については厳しく指導するようにしている。

実はこのところ、スパイクを磨いていない選手がいたことなどもあり、道具を大切にしようという雰囲気が廃れているのを感じたのだ。

僕はすぐに選手を集めて話をしようと思ったのだが、その日は小学6年生が参加する体験会の予定だったため、監督から「体験会の後で対応してくれないか」と言われ、その場では少しだけ注意するだけで、特に叱るようなことはしなかった。

中型免許を取得したときの記事

体験会を終えて

体験会は体験会モードでしっかり取り組んだ。さて、体験会を終えて本拠地に戻った後の話だ。

バスの中にあったゴミを見せて、
「こんなに汚くてどう掃除したのか」と。
「二年生は一年生に対して何を教えたのか」と。

思わず、「どういう教育してるんだ」という言葉(正確にはどのような表現をしたのかは覚えていないが)をかけてしまった。

年長者が下の立場の者に指導する。これは日本的でとても良い文化だと思う。年功序列の弊害も現実問題として存在するが、それでも先輩が後輩に教えて、大切なものを受け継いでいくというのは大切なことだと思うのだ。


これは、少し視野を広げて考えると、指導者と教え子の関係にも当てはまることがあると思う。広くいってしまえば、年上の人はみな人生の先輩にあたる。

特に、今回のことで言うと僕はコーチであるがチームのOBでもある為、彼等とは先輩後輩の関係にもある。

ブーメラン

どういう教育してるんだ

これは僕が中学二年生に対して言った言葉だが、そのまま自分にあてることもできる。年上の人がすべて責任を取ってくれるわけではない。だが、先輩だろうと上司だろうと、人の上に立っている側は、後輩・部下の失敗は自分の失敗だと思っていた方がいい

そう思うと、簡単に僕が選手に対して「どういう教育してるんだ」というのは特大のブーメランになるのだ。その言葉は自分にもろに帰ってくる。そのことに気付き、話をしながらなんだか少し申し訳なくなった。

もう一つのブーメラン ―地域教育意識の希薄化


この場合だけではない。
・親が学校にクレームを言う場合
・地域の人が子どものした悪さにクレームを言う場合

などなど、「おたくはどういう教育してるんだ!」という言葉が投げられる場合は時折みられる。我が子が明らかにおかしな指導を受けた場合には仕方ないかもしれない。ただ、多くの場合はそうではない。

これを言ってしまう人は、自分が教育に参画しているという意識が欠如している、と思うのだ。

教育を担う役割が紹介された面白いセミナーだった

おわりに

チームの話から、ずいぶん逸れてしまったので、このあたりで終わりにしておこう。

どういう教育してるんだ」という言葉は、指導者が高学年の選手言った場合にはその指導者にも同じことが言えるブーメランとなる。



また、多くの場合は自分と関係のない子どもの悪さに苦言を呈す時に使われる「どういう教育してるんだ」という言葉も、それを言う“自分はその子どもの教育に関わっていないと思っている大人”にもブーメランとして帰ってくる。

事実、すべての大人が全ての子どもの教育に関わっているわけではない。だが、住んでいる地域が同じであるならば、何らかの形で関りがあるのならば、間接的であれその子どもの教育に関わっているという意識を持ってもらいたい。

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