【読書録】「やり抜く力」人生のあらゆる成功を決める究極の能力

読書録

成功する人はみんながみんな天才なのだろうか?生まれたその時から才能を持っていた人なのだろうか?

努力で何とかなるのだろうか?ならその努力とはいったいどういうものなのだろうか?

この本を読むきっかけ

僕がFacebookに大学卒業の投稿をした時に、セミナーで知り合った高校の先生にオススメしていただいた。

僕は人からおすすめしていただいた本は可能な限りその場で購入するようにしている。今回も秒速でAmazonのサイトに飛んでポチっとした。

「やり抜く力」これはこれから社会に出る自分にとって必要な力だ。また、自分がかかわる中学生にも、やり抜く力はつけてほしい。そう思って、最初のページから読み始めた。

僕たちは気が付かない間に才能を崇拝している

目の前にものすごく打球を遠くに飛ばす選手がいたとしよう。多くの人はそれを見て、「才能がすごい」、「センスがある」というだろう。

人間は、自分の力の及ばないものを見ると、「不思議な力」や「神から授かったもの」などの、神格化されたものとして扱ってしまう。

これは競技者でもそうだし、指導者でもよくあることだろう。


だが、指導者である僕らは、それを才能で片づけてはいけない。(実際に生まれ持った身体能力が優れていたのだとしても)

僕がかかわる選手の大半は、平凡な身体能力と経験で野球をしている。そんな選手が少しでも上達するにはどうしたらよいのかを考えるのがコーチの役目だ。


人は才能のせいにするときには、自分が「ラク」だからそういう判断をしていると、この本には書かれている。

やり抜く力をもって成功を手にする人もいるのだから、才能のある人を神格化して、それ以外の人のモチベーションが下がる環境は作ってはいけない。

最初に厳しくするとよくない

やり抜く力にはとにかく好きで楽しいという気持ちが大切だという。初めの興味は楽しみの中でしか身につかない。だから最初は楽しく取り組む方が良いのだ。

ただ、年齢が上がるにつれて厳しい練習に耐えなければいけない時もやってくる。野球でいえば高校野球がそうだろう。

中学野球はどういう位置づけになるのか。高校野球が「つらいもの」という認識もおかしいのかもしれないが、甲子園という目指す場所が明確にある以上、厳しさは仕方のないことだ。

厳しい環境に耐えうる「やり抜く力」とそのもととなる野球が好きだという気持ち、また、高校野球で戦える技術や知識もつけなければいけない。

南都も難しい立ち位置ではあるが、その両方を求めていきたい。

やり抜く力は後から伸ばせる

やり抜く力に限らず、人間の能力の多くは遺伝的なものと経験・環境によるものの二種類ある。多くの場合、どちらの影響も受けるのだが、その割合が変わってくる。

身長は環境による影響もうけるが、遺伝的な影響の方が大きい。やり抜く力はどちらかというと経験に拠る部分が大きいというのだ。

ではどのように、やり抜く力を育てればいいのか?

目的を見出す

本当に成功した人は、自分が取り組んでいることの目的を他者に見出す。自分がやっている仕事が誰のためになっているか、どの様に社会に役立っているかを考える。

「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」でもあったが、人の幸せは他人のためになっているという自己貢献感だ。

自分のやっていることが誰かの役に立っていると考えることができたら、そのやる気は長続きする。やり抜く力は強くなる。

やり抜く力の強い集団に入る

高校野球の寮生活が良い例だ。

周りが素振りをしている。そのような環境なら、自分だけ部屋でのんびりしていていいはずがないだろう。

やり抜く力が強い集団にいれば、自分もそのようになることができる。自分の現状よりも厳しい環境に飛び込むことがやり抜く力を伸ばすには手っ取り早い。

そして、そういう集団は強くなる。

全体の感想

全体的な感想を言うと、少々わかりづらい本だったと感じる。どこが大事な部分なのかがわかりにくい本だった。

なぜそのように感じたのかを考えてみた。すると自分の中に原因があることに気付いたので、自戒を込めてここに残しておこうと思う。

本は味方によって何通りの読み方もできる

僕はこの「やり抜く力」について書かれた本を読むときに、始めは自分のやり抜く力を育てたいと思って読み始めた。

だが、途中から自分の指導にどう生かすかを考えながら読み進めていた。ここで視点がグラついたのだ。

そうなると一気に内容がごちゃごちゃして見える。自分のために読む本なのか、選手・生徒のことを想って読む本なのか、それは自分が決めるしかない。

今回はそれがばらばらだったため、ぼやけて見える箇所があったのだ。

読む前に何を学ぶかを決める

読む前には、その本から何を学びたいのかを自分の中で明確にしておかなければいけない。そうしないとなんで読んでいるのかがわからなくなり、読むモチベーションの低下にもつながる。

今回のように、自分の人生のためにも、教えるためにも学びたいときには同じ本を全く別のものとして二回読むしかない。

視点が変われば同じ本でも全く別物になるのだ。このことは肝に銘じておきたい。

最後に

とは言っても、この本は教育のためというよりも自己啓発の意味合いが強い本のように感じた。少なくとも2020年4月の僕は。

また時間が経ってから再び読んでみようと思う。ここで取りあげた意外にも、大事なことがたくさん書いてあった。







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