PDCAノート「自分を劇的に成長させる」岡村拓郎

読書録

さすがにPDCAサイクルは知っているよね?

PDCAサイクル。僕が初めて耳にしたのは高校生の頃の気がする。クラスのグループ活動の時に、なんだか賢そうな彼が使っていて、なんとなくいけ好かない印象を覚えた。

だが、大学生になると、そしてさらに就活生になると、周りのみんなは当たり前のように「PDCAを回す」という言葉を使うようになる。

そして、カタカナの多いビジネス用語が大嫌いな僕も、さすがにPDCAのアルファベットがそれぞれ何の言葉を示すのかくらいはわかるようになっていた。

今更になるが、PDCAサイクルとは

Plan(計画)
Do (実行)
Check(評価・気づき)
Action(改善策)

のサイクルのことで、これをとにかく早く・多く回すことが成功への近道ということらしい。

たしかにこのサイクルを回せれば、最短で上に駆け上れそうだ。


だが、PDCAという言葉は知っているが、意外とやったことがない人は多いのではないか?

正直なところ、僕は意識してPDCAを回したことはない。

振り返ってみて、無意識にPDCAサイクルが回っていたと思うことはある。やはりその時には毎日が充実していたし、実際に一定の成果も出せたのだが、そこに再現性がないことを思うと恐ろしい。

この本に出合ったことを機に、PDCAサイクルを知っているだけではなく、実際に回せる人になろう。

PDCAの3つのルール

【ルール1】見える化する

視覚化できない目標は、達成できたのかできなかったのか、どのくらい達成に近づいているのかがそもそもわからない。

何かを目指すには見える化が必要不可欠なのだ。ここでは3つの見える化が紹介されていたので確認していきたい。

全体像が見える
何かのプロジェクトを成功させるには、その全体像が見えていないといけない。
しかーし!!いきなりだが、僕はこの点について異議がある。

成し遂げたいことの全体像が見えていたのなら、それはそもそももうすでに成功しているのではないか。

あくまで仮説の全体像ならばよいが、始めからきちんとした全体像ー1枚の絵ーを描くのは、非常に難解なのではないかと思う。


数値化する
この点については完全同意だ。何事も筋が全てではないが、それでも、目標は達成できたかできていないかがはっきりわからないといけない。

もちろん、「こうなっていたい」という状態を目標にすることもあるだろうが、それでもどこかに数字の関わる目標を絡めた方が良い。

数字を基準に現在位置を確認したり、軌道修正をかけることもできるようになる。


書く
よく言われる話だが、人間の脳は理想と現実の区別が上手くできないらしい。そのため、あたまの中でいくら考えていても、それを能の外へ出さないと意味がない場合があるのだ。

だから、考えを書き出すのだ。計画を書いて、実行したことに対して思うことがあるのならそれも書き出す。とにかく、自分の頭の中のことを現実世界に落とし込もう。

その手っ取り早い方法がノートに書くということなのだ。

【ルール2】仕組化する

何か成し遂げたいことができたときに、一回一回どのように計画を立てて取り組んでいくのかを考えるのは非常に時間がもったいない。

ある程度型を作り上げて、その型通りにあてはめていけば、どの様なプロジェクトでもうまく進む。そのためのPDCAだ。

大事なのは再現性(だれがいつどこでやっても、応用が利くこと)。

【ルール3】習慣化する

PDCAは一度では意味がない。何週も繰り返してこその「サイクル」だ。だからこそ、PDCAを書き出すというのは習慣化されていなければいけない。

習慣化に大切なのは、時間や行為とセットにすることだ。

例えば、「毎日22時になったら、必ず机に向かう」というように、時間と重要タスクをセットにして考えるという方法がある。

また、「必ず家に帰ったらすぐにノートを開く」など、行為とPDCAをセットにする方法もある。

そして、その内容が簡単である必要がある。ノートを書く時間もそんなに長くなくてよい。要は自分のPDCAがわかって、次につながればいいわけだ。

できるだけ簡単に考えよう。

そして、やることが決まっていることも大切だ。いざ机に向かっても、何をするのかがわかっていないと、話にならない。【ルール2】と重なるところもあるが、要は毎日何をするのかが明確で、すぐに取り掛かれるものでないと続かない。

「GーPDCA」という考え方

GとはGoal(ゴール)のこと。

当たり前だが、ゴールが決まっていないと、いくら良いプランを考えて、それを行動に移せても、今自分がやっていることがどこに向かっているのかが見えないとモチベーションは維持できない。

それでは、サイクルは回らない。まずは視覚的に成功のイメージの湧くゴールを設定しよう。

PDCAではなくDDDD

僕は、#圧倒的具体 というキーワードのもと、とにかく一つ一つの具体的行動(=Do)を繰り返すことが将来につながると信じている。

そういう意味では、PDCAというよりはDDDDサイクルが理想なのではないかとも思えてくる。

しかし、たとえDDDDサイクルを回していると感じたとしても、その一つ一つのDoをこまかく見ていくと、少なからず計画を立て、自分自身で反省をして、次のDoにつなげている。

やはり行き当たりばったりで成功が続くような優しい世界ではない。
大きな成功が目の前の具体の積み重ねであることは真実だとしても、PDCAの視点は必要なのだ。


一つ注目しておきたいのは、本の中では「行動しながら計画し、行動しながら改善する」ということが書かれていることだ。

誰もが始めは完璧ではない。まずは行動してその中で改善点を考えていく方が時間限られた環境では重要だということになる。ここについては全くの同感だ。

率直な感想。

正直なところ、「聞いたことあるよね」という話が多かった。確かにPDCAについては細かく書かれているが、同じようなことの繰り返し。これ系の本や、研修を受けたことのある人なら、そこまで目新しい情報はないのではないだろうか。

ただ、ノートの書き方を細かく知りたいという人には、中盤は非常に役に立つだろう。

自分を劇的に成長させる!PDCAノート 113頁より引用

このように、具体的なノートのレイアウトが書かれており、視覚的にわかりやすくなっている。また、どこに何を書くのか、どの様な内容を書くのかも、文字できちんと書かれているので、この一冊があれば、PDCAのフレームワークが手に入ることになる。

あとは、ひたすら決めたことを実践して、振り返って、次の手を考えて、その繰り返しだ。

せっかく読んだのだから…

自分を劇的に成長させる! PDCAノート』をせっかく読んだので、何か一つのテーマに絞ってPDCAノートを作ってみようと思う。


このブログやSNSでもときおり紹介したいと思う。

この本をオススメしたい人

ずばり!野球チームの指導者だ!!!

野球チームこそ、PDCAサイクルを回すことが何よりも求められているのではないか。

会社ではサービスをより良いものにするために、仮説→検証を繰り返しているのに、土日の野球になるとどうして自分がやってきたメニューや指導法を5年も10年も繰り返すという思考停止状態に陥ってしまうのか。

野球でも計画的に組織を動かそう!

それがたとえ間違っていたとしても、何も考えないたまたまの成功よりはよっぽどいい。

PDCAサイクルを知っているだけではダメだ。実際に動かしていこう。

影響力のある方のつぶやきを引用させていただきます!(笑)

著者について

岡村拓朗(オカムラタクロー)

外資系企業マネージャー職でもあり、社外では「あなたの時間を創り出す仕組み化コンサルタント」としても活動中のハイブリッドサラリーマン。
1972年生まれ。福岡県福岡市出身。
1995年大学卒業後、コンビニエンスストアチェーン本部へ入社。地方営業所勤務時代に現場で使われていた「仮説検証サイクル」からPDCA思考を叩き込まれる。本社販促部門への異動後は、業務改革プロジェクトでは20代で最年少リーダーに抜擢。全社レベルでPDCAを回していく販促の仕組みづくりに携わる。
2003年外資系ヘルスケア企業へ転職し、過労死ラインと呼ばれる月間残業80時間を超えた100時間以上の仕事漬けの毎日を送り、体重も10キロ以上激太りしてしまうが、PDCAノートをはじめとした独自の仕組み化のメソッドを使うことで業務効率化を実現し、年収2.3倍、残業ゼロ、13キロのダイエットを達成。仕事の成果の一例としては、キャンペーン実施回数を28倍に増やしながら、実施までの時間は5分の1、コストは3分の1で1億円を削減した革新的な販促システムの開発などがある。時短を実現するための仕組みづくりが得意分野。
2015年より会社公認で副業活動を開始。「仕事5倍速! 実践会」を主宰し、PDCAノートの活用術をはじめとして、時間を創り出し、仕事の成果を出すためのコンサルティングと、人生の質を向上させるためのコーチングを組み合わせた「あなたの時間を創り出す仕組み化コンサルタント」として積極的に活動している。

(Amazonから引用)

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