ボーイズリーグの神奈川県支部では、毎年10月下旬からリスト杯と呼ばれる大きな大会が行われる。少し遅めだが、高校野球でいう秋季大会にあたる位置づけだ。
リスト杯
ボーイズリーグの神奈川県支部では、毎年10月下旬からリスト杯と呼ばれる大きな大会が行われる。少し遅めだが、高校野球でいう秋季大会にあたる位置づけだ。
厚木大会という大会も9月にあるのだが、まだ、チームが完成されていないところも多く、番狂わせも置きやすい。
それに比べてリスト杯は、どこのチームも新チームになってからある程度の期間練習を重ね、「仕上げて」くる。指導者のチーム作りの力がもろに出る。指導者にとっても腕試しの大会だ。
もちろん、選手にとっても、前の大会から一カ月近い時間が空いて、待ちに待った公式戦ということになるだろう。
中学生の成長スピード
中学生の成長スピードはすさまじい。たまに二週間ほど活動に参加しない期間があると、久しぶりに見た選手は、まるで別人のように見える場合もある。
ただ、その成長スピードがもっと早くなる期間がある。それが大会期間中だ。これはリスト杯の初戦を目前に控えた今、強く思う。
特に、背番号を配布してからの2,3週間、個人の動きもチームの雰囲気も、見違えるようによくなった。本当にびっくりするくらい違う。
もちろん、まだまだな部分は沢山あるが、「伸び幅」という点で考えると、一旦認めてあげてもいいのではないかと思う。
明確化
やはり、目の前のやるべきことが明確になっているからいいのだろう。大会という一つの目的があるからこそ、個人のモチベーションも上がるし、チーム全体の士気も上がる。
強いチームはこの大会期間が長いから、さらに強くなるのだろう。うちも早くその状態に入らないと。
このことは、大会期間が終わっても応用しなければいけない。
「目標がその日その日を支配する」
これは横浜高校の元監督である渡辺元智氏の有名な言葉だ。目標がないと、人は動けない。チーム・組織も同じだろう。チームの方向性を合わせるには、熱くなれる、マジになれる共通の目標が必要だ。
高校野球の場合は、甲子園がひとつの大きな目標になるが、中学野球にはそれが見えづらい。選手と話し合いながら、こちらもサポートしてチームの向かうべき方向を示してあげるのは必要だろう。
まとめ
さて、まずは目前に迫っている初戦だ。今まで一度も七回まで試合をさせてもらえないチームがどこまでできるか?楽しみで仕方がない。
例え結果がどうだったとしても、この大会期間中で得たものはかなり大きい。まだ初戦が始まってもいないが、かなりの収穫があった。どうせならこのまま「勝ち」という結果も取りに行こう。
ただ、そんなに入れ込まずに。やるのは選手だから。
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