今回は完全に僕の持論です。独断と偏見に満ち満ちているかもしれません。ですが、関係者の方なら結構うなずいてくれる方も多いのではないかと思ってひそかに期待しています。
土曜の朝のだらっとした空気
僕が思う「○○を制す者は中学野球を制す!」の○○に入る言葉は、「土曜の朝」です!
チームの練習で、土曜日に8:00集合でグラウンドに行くと、なんとなくですがだらっとした雰囲気を感じます。なんだか挨拶の声も小さい。顔もぼーっとしている。そんな印象を受けることが少なくありません。
これ、
セミナーなどに参加して他のチームの指導者の方とお話ししても結構同じ悩みを持たれている方が多いのです。
ということは、うちのチームが土曜の朝からバッチリ活動していれば、なんとなくスイッチが入り切らないまま土曜の半日を過ごしている他のチームよりも優位に立てるということなのです‼
もちろん、土曜の朝から気合が入ってエンジン全開のチームもあるでしょう。そういうチームが強いのだろうと思っています。それが自発的なものなのかは別としても…
また、大会期間中などは、土曜だろうが日曜だろうが平日だろうが関係なく、選手たちは良い表情で練習に来ます。
普段の練習でもどれだけ選手のモチベーションが上がる練習に出来るか、指導者の腕も試されているということですね。
さて、次ではどうして土曜の午前中の雰囲気があまり良くないのかを考えてみます。
上手く切り替えができていない
まあ、一言で言ってしまえばこれに尽きるでしょう。中学球児の生活は大きく分ければ平日と土日に分かれます。
どちらが楽しい、楽しくないというのは置いておいて、少なくとも学校に向かう時の気持ちと野球のグラウンドに向かう時の気持ちとでは気持ちの持ち方が違うと思います。
学校はどちらかというと、気楽な場所。勉強も大変ですが、それでも友達も多く、先生とも普通に接していれば楽しい空間です。
そこから時は週末土日、野球のグラウンドに行くときには、多少の緊張感が身を引き締めます。僕もそうでした。
土曜の朝というのはなんとなく、学校モードから野球モードへ切り替えができないのです。別に全くの別人格でプレーする必要はありませんし、何も切り替えなど意識しなくても学校生活も野球もできるという人もいると思います。
ですが、多くの人にとって、やはり学校生活と野球では少し違う心持ちで挑むものなのではないでしょうか。
そこの境目が曖昧なのが、中学球児にとっては土曜の朝なのです。だから、僕は結構頻繁に「土曜の朝を大事にしろよ」と声を掛けます。
それが頭に残ってくれて、次の土曜日には意識してくれると嬉しいな、などと思いながらあまり期待はせずにです。
実は大人も…
実は切り替えられていないのは選手だけではないかもしれません。大人も、仕事モードと野球モードは完全に同じではないと思います。僕はまだ社会人ではないので、わかりませんがおそらくそうなのではないかと思います。
子どもは大人の顔をこちらが思っている以上に見ているものです。指導者が何となく切り替えができていない表情でグラウンドに来ると、それは確実に子供にも伝わります。
大人も、土曜の午前中を制する必要があるのです。できれば前日の夜、少なくともグラウンドまでの道のりで、心も表情も野球に切り替えることが必要だと思います。
教育に携わっているという意識が少しでもあるのなら、それは絶対です。自分の子どもの担任の先生が、月曜日の朝に週末のダラダラが抜けきれない雰囲気でホームルームをしていたらどう思いますか? それと同じことだと思います。
最近、メニュー表を作ることが大事だと再認識しています。授業準備をせずに教壇に立つことがどれだけ恐ろしいことか。塾講師や教員の経験がない方でも、プレゼンを想像していただければその事の重大さはわかっていただけると思います。
メニュー表の大切さについてはまた改めて書こうと思っていますが、切り替えというところにはつながってくる話だと思います。
クーラー説
最後に短めの話ですが、土曜の午前中に選手がだらっとしているのは、学校のクーラーのせいではないかという話を聞いたことがあります。これはなかなか面白い話だと思いました。
現代ならではの悩みといったところでしょうか。
あと、付け加えるならやはり夜更かしが原因だと思います。今や中学生はほとんどの子がスマホを持っています。僕が今中学生なら、寝る前にスマホがあれば、多少睡眠時間が短くなってもLINEやゲームに入り込んでしまうだろうということは120%間違いありません。
ここは制限するのが難しいところですが、口すっぱく言い続けて自分の体調管理には意識を持ってもらうしかないのだと思います。
最後に
さて、ここまで「土曜の午前中を制す者は中学野球を制す」という持論を展開させていただきました。
解決方法などがあればぜひ教えていただきたいです。お気軽にコメントなどお寄せください。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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