【中学野球×栄養学】「プロテインは必要なのか?」中学球児のための栄養学セミナー③

セミナー・勉強会

先日、北海道でフリーランス管理栄養士として活動されている臼井彩さんに「成長期の球児に必要な食事とは」というテーマでセミナーを開催してもらいました。その内容を、主に相模原ボーイズの選手・保護者の皆さんに向けてまとめていきます。

もちろん、チーム関係者以外の方にも実りある内容だと思います。是非、最後までご覧ください。

※栄養についての知識があまりない方向けのライトな内容です。

この記事はこんな人にオススメ!
保護者
保護者

頑張る子どものために食事を良くしたい。

選手
選手

・食べてもなかなか体重が増えずに困っている。

選手
選手

・野球が上手になるように、身体を大きくしたい!

中学球児にプロテインは必要なのか?

結論=おすすめできない

よく、チームの熱心な保護者の方から「子どもにプロテインを飲ませた方が良いですか?」という質問をいただくことがあります。これに対して、明確な答えが出せていなかったので、今回管理栄養士さんに聞いてみました。

結論、あまりお勧めできないということです。

そうは言われても、もうすでに飲ませてしまっているよ!という保護者の方や、毎日飲んでいるのに…という選手も、この記事を読んでいる人の中にいるかもしれません。

僕も気になったので、理由を聞いてみました。

その理由は?

プロテインだけでなく、特定の栄養素だけをサプリメントで摂取するのは中学生にはお勧めできないそうです。

必要な栄養素は、まずはしっかりと食事で摂取できるようにしようというのが大前提だということです。

仮に食事だけで補えないほどの運動量だとすれば、中学生には激しすぎる運動だと言えます。貧血や低身長、やせ、女子であれば月経不順など、成長期の中学生には様々な悪影響が考えられます。

また、大人用プロテインではたんぱく質が過剰になってしまい、内臓に負担がかかってしまうそうです。

赤帽くん
赤帽くん

しかに、大人でもプロテインを飲み過ぎるとオナラが臭くなることがあります。内臓が処理しきれていないということなのでしょうか。


管理栄養士さんはサプリメントやプロテインは高校生以降がオススメだと教えてくれました。

それでは、中学生はどうすれば良いのでしょうか。

代わりに栄養機能食品を

小中学生は、サプリメントよりも栄養機能食品がオススメだということです。

栄養機能食品とは

特定の栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。
栄養機能食品について | 消費者庁 より

特に必要なのは3つ

特にビタミンDカルシウム鉄分は普段の食事では不足しがちなので、意識して取り入れると良いということでした。実際にオススメの栄養機能食品もいくつか教えていただいたので、紹介します。

12~14歳で必要な栄養素の量をまとめてみました。

ビタミンDカルシウム鉄分
男子8.0μg1000mg10.0mg
女子9.5μg800mg12.0mℊ
セミナー資料より

おすすめの栄養機能食品

管理栄養士さんがセミナーでオススメしてくださった栄養機能食品を紹介していきます。

「ミロ」ネスレ

たんぱく質糖質ビタミンDカルシウム鉄分
1.2g9.8g1.7μg225mg3.2mg

「セノビック」ロート製薬

たんぱく質糖質ビタミンDカルシウム鉄分
0.5g0.3g3.5μg510mg6.05mg

ザバス「ジュニアプロテイン」明治

たんぱく質糖質ビタミンDカルシウム鉄分
6g4.95g1.5μg462mg4.6mg

個人的なオススメは…

含まれている成分も紹介してくださったので、それぞれの商品の特徴がわかりますね。やはり「セノビック」はその名の通り、カルシウムが多めに含まれているのがわかります。

ザバスの「ジュニアプロテイン」は、プロテインという名前がついているだけあってたんぱく質が多めですね。

やっぱり、たんぱく質をきちんと取ってほしいので、「ジュニアプロテイン」がオススメです。しかもマスカット味があるのがポイント高め。

自分も中学生の頃にプロテインを飲ませてもらっていましたが、味がおいしくなくてついつい飲まない日が続いてしまうことがありました。スッキリ飲みやすい味なのは大事です。

さらに、身長が伸び盛りなのであれば、「セノビック」も候補に入れて良いかもしれません。もちろん、魔法ではないので飲んだからと言って身長が伸びるわけではありませんが、食事や栄養に関心が向いているのなら、いろいろと試してみるのも大切だと思います。

いつ飲むのが良いか

ここまで紹介した栄養機能食品は一日のどのタイミングで飲むのが良いのでしょうか。大きく3つある僧です。

①運動後、次の食事まで時間が空くとき
②就寝前
③補食として

1日1回~2回を目安に飲むのがオススメだということです。

ただ、注意したいのはあくまで「補助」として使わなければいけないということです。前の記事でも紹介してきた食事に意識を向けたうえで、補いきれない栄養素をジュニアプロテインなどの栄養機能食品で補助するというイメージです。

飲めば大きくなるというものでは決してないので、注意しましょう。

まとめ

ここまで、管理栄養士の方から教わった、中学球児の栄養・食事についてのお話しを紹介してきました。

調べれば調べるほど色々な内容が出てきますが、これを読んだ人に必ずやってほしいことをまとめています。

選手

・体重計に毎日乗る

・家でも少しずつ量を食べられるように頑張る

・朝食を必ず取る


・主食量は適切に、足りない分は補食をとる

-保護者-

・簡単に食べられるおにぎりやサンドウィッチを置いておく

・体重計を身近なところに置いておく

・協力して身体づくりをする雰囲気づくり


・「おいしい」と言葉にする


毎日少しずつ食べられるように、意識していきましょう。食べることも上達するための練習です。

講師の臼井さんの言葉を借りると、「今よりちょっと良い食事」です。劇的に何かを変える必要はありません。

できることを少しずつ積み上げていきましょう。

もしこの記事を読んで、もう少し詳しく聞いてみたいという方がいれば是非お声がけください。わかる範囲でお話しできればと思います。

また、専門的に指導を受けたいという方は、今回のセミナー講師の臼井さんを紹介しますのでお気軽にお声がけください。

講師紹介

管理栄養士 臼井彩 / 北海道


【経歴】
福祉施設での栄養管理
給食施設での献立作成、発注業務
スポーツ選手の栄養サポート

現在は、フリーランスとして栄養指導や献立作成などを行なっている方です。野球少年・少女向けに発信もされているので、是非Instagramをフォローしてみください!

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