「初めて」の経験が自分の世界を広げてくれるのはいつになっても変わらない。|稲刈り体験と「居場所」訪問

地元

2024年9月29日、中学時代の野球チーム(相模原ボーイズ)の同期の中嶋拓未がやっている田んぼの稲刈りイベントに参加しました。そしてその3日後には同じく拓未がかかわっている湯河原の「居場所」という場所にお邪魔しました。

前半は稲刈り体験記、後半は湯河原からの帰り道に考えたことを徒然書いています。

いつもどんな時も、「初めて」の経験が自分の世界を広げてくれる。久しぶりに非日常に触れて大きな刺激を受けたので、感じたことを書いていきます。

人生初の稲刈り体験

拓未の田んぼで稲刈りをやると聞いて、家族で南足柄市の田んぼに向かいました。早起きして、前日はワクワクしながら、まるで大人の遠足のようだと。実際に行ってみると、到着後すぐに流れで作業が始まり、ひたすら稲を刈り続けること2時間ほど、あっという間に昼休憩になりました。

午後はハーベスター(脱穀機)の調子が悪く、稲刈りをしたはいいものの脱穀ができないという非常事態。そのため、ひたすら刈った稲に混ざっている、稗などの雑草を選別する。地味で退屈な作業でした。

地味で退屈な仕事ができてよかった。嫌味でなくそう思います。こういうボランティアって、見栄えの良いところや楽しいところだけをかじって、「やった感」だけを持ち帰ることも多くて、罪悪感からくるモヤモヤが残ることも少なくありません。今回は、稲刈りだけでなく、稲を束にするところや雑草取りまで、ほんの少しでも手伝うことができたので、一日体験の中だけでも“つまらない”部分を知れてよかったなと思います。小さいころから絶対にご飯粒は残さないように教育されたのですが、より一層、一粒のお米を大切にしようと心から思います。

遠足のようなわくわく感で参加しましたが、午後の徐々に人が少なくなる中、有志で黙々と作業を進める感じは、なんだか高校時代の文化祭準備のようでした。

大学4年生

居場所で偶然知り合った大学4年生。(田んぼでもあいさつ程度の話はしていました) 湯河原に宿泊する予定が急遽変わったらしく、南足柄まで一緒に帰ってきました。その子が好きなミスチルをBGMに、ただコミュニケーションがすごく上手でどんな歌だったかはあまり覚えていません。

もともと拓未とのつながりで、いろいろと地域で活動していたそうで、就職後は拓未が運営するゲストハウスの手伝いをすることから、この度湯河原の視察に来ていたとのこと。話を聞くといろいろな活動をされていて、将来やりたい理想もぼんやりとあるそうで、話しているだけで明るくなるというか、前向きなエネルギーをたくさんもらいました。

帰りに一人になった国道246で自分が大学4年生だったころのことを思い出します。

ドミニカ共和国に野球の指導を見に行ったり、大阪までこれまた野球チームの視察に行ったり、個人塾の先生に会いに行ったり、車中泊旅行を謳歌したり。

どんどん新しい環境に飛び込んで、普通の大学生活では出会えないような人と会って、そういう人たちに憧れて、その中で自分の無力さを思い知り、何でもできそうな万能感と何もできないのではないかという無力感の板挟みで人生の夏休みの残された時間を過ごす。

もしかしたら、大学4年生の時間がある時期に同じような経験をした人がいるかもしれません。「何者かになりたい。でも何者にもなれないかもしれない…」という幸せで複雑な心情を抱えたまま、社会に飛び立つ滑走路を走っている感覚が急によみがえってきて、ものすごく懐かしくなりました。

結局自分は自分以外の何者にもなれない。だからこそ、ほかの誰でもない、なりたい自分に向かって弱い自分と生きていく。大切なことを、日付が変わった夜道で思い直しました。

できないことなんてない。改めて自分に言い聞かせたいと思います。

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