JR SKISKIのCMは色々な意味で最高だ。

東北への想い

毎年、冬の始まりとともにテレビには僕のお気に入りのCMが流れ始める。



運動神経は皆無、スキー・スノボは未経験の僕も思わずゲレンデに行きたくなるような映像。

それは「JR SKISKI」のキャンペーンCMだ。

僕は毎年このCMを心待ちにしている。

2018年~2019の冬は例年とは少しテイストの違ったCMだったが(昨年と比べればだいぶマシ)、やはり他のCMに比べるといいものだった。

今回は僕の「JR SKISKI」のCM愛を書いていこうと思う。

売れっ子女優の登竜門

売れっ子女優の登竜門的な位置づけのテレビCMはいくつかある。

「ゼクシィ」や「ポカリスエット」、「カルピスウォーター」、「シーブリーズ」などもそうだろうか。

「JR SKISKI」もそのうちの一つになるだろう。

2016~2017シーズンまでは「JR SKISKI」の人選は毎年納得のものだった。

その年に活躍した女優がCMのメインになるのだ。

毎度あっぱれなキャッチコピー

それにしても毎年しっくりくるキャッチコピーが出てくる。

趣味ではあるがこのようにブログを書いているとわかるが、見た人の中にすっと入り込んでくる言葉を考えるのはものすごく難しい。

それなのにそれなのに…
毎年思わずため息が出てしまうほどきれいなキャッチコピーがでてくる。


 「この雪には熱がある」 


こんなの誰が考えたんだ。


一度聴いたら忘れないインパクトを持ちながら、特別に奇抜なわけでもない。

世の中にはものすごい才能を持った人がいるのだと、思わず感心してしまう。

マーケティングとして最強だ

これは特に今年感じたことだ。

「JR SKISKI」のCMはマーケティング動画として半端ないパワーを持っている。

登場人物や設定は毎年違うが、このCMの意図は「見た人をスキー場に行かせる」ということだ。そういう意図をもって作られた広告なのだ。

今までもそうだと思うが、今年のCMは大学生をターゲットにつくられている。

「この雪には熱がある」というキャッチコピーで流れている2018~2019シーズンのCMは、大学生の「リア充したい欲」を巧妙にくすぐる構成になっている。


大学生なら誰もが経験している、何気ないキャンパスライフの描写と、憧れの美男美女のシーンが織り交ぜざっていて、

 「スノボに行けばこんな風に素晴らしい出会いがあるのではないか」

と思わず錯覚してしまう。

これを見たミーハーな大学生はその場で友達に「スノボ行かね?」とLINEを送るだろう。

CMで流れる映像は友達のInstagramのストーリーに流れてきそうなごく自然なものだし、とにかく大学生の「身近」と「憧れ」が混ざった絶妙なCMなのだ。




大学生をターゲットにするというのは良いことしかない。

一度ゲレンデのすばらしさを知った大学生は、今度は違う友達に「スノボ行かね?」とLINEを送るだろう。

時間も有り余っていて、友達関係の広い大学生なら、サークル、バイト先、高校の友達など様々なグループを巻き込みながら、ゲレンデのリピーターになってくれる。

サークルなら下級生にも広がるから来年にも続くことになる。

そして大学生のうちにスキー・スノボにハマった人は、例え社会人になっても毎冬スキー場に通うことになるだろう。

家庭を持てばまた家族を連れてリピーターとして戻ってくることになる。

だから大学生を刺激する「JR SKISKI」のCMは素晴らしいのだ。

来年はどうなるか

昨年、「私をスキーに連れてって」のパロディCMが残念だった「JR SKISKI」のCMだが、今年はまた復活した。

テーマソングのsumikaの「ホワイトマーチ」も耳に残るキャッチ―な音楽だった。

毎年毎年、ハイクオリティのCMが流れるのでまた来年も楽しみだ。

個人的には広瀬すずが主役でbacknumberの「ヒロイン」がテーマソングだった時のCMが好きだった。

それを越えるCMが出てくるのを楽しみにしている。

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