2023年3月1日、神奈川県公立高校入試の合格発表も無事終わったこのタイミングで、新卒の同期と二人で登山に行ってきました。通称“バカ尾根”と呼ばれるそのコースは、「低山の割にはバカみたいに急な斜面が続く」という意味だそうです。言うほど急斜面ではなかったのですが、縦走=二つ以上の山に登るというのは初めての経験だったのですごく長く感じました。写真と一緒に振り返っていきます。
登山口は秦野戸川公園大倉
今回一緒に登った友人が秦野に住んでおり、車を出してくれるということだったので、渋沢駅まで小田急線で行き、そこから合流して登山口まで行きました。
車で秦野市を山の方へ20分ほど走り、今回のスタート地点の秦野戸川公園大倉駐車場に到着しました。登山開始は9時20分頃です。
塔ノ岳に登る
この塔ノ岳までののぼり(大倉尾根)のことを“バカ尾根”と呼ぶそうです。確かに斜面は急ですが、登山道が整備されていて登りやすいです。僕のような初心者が少し手応えのある山に登りたいときにはぴったりです。
ただ、木製のステップが整備されているとその歩幅で歩くようになってしまい、逆に自分のペースで登れずに疲れてしまうような気もします。ついついハイペースになり、思った以上につかれました。
駒止茶屋などの小屋も通ったが写真を撮るのは忘れてしまったので割愛。途中で富士山がきれいに見えましたが、山頂から見た方がきれいだったのでここも写真は割愛。
山頂付近にはまだ雪が残っていましたが、登山道に雪があることはなかったため、安全に登れました。塔ノ岳山頂への到着はちょうど12時。約2時間半ほどで登ったことになります。標高は1491m。
この日はこのまま鍋割山に縦走する予定だったので、休憩もほどほどに再び出発しました。
鍋割山へ縦走開始
縦走といっても走るわけではありません。山から山へと動くことを縦走というのです。ちなみに、行きと帰りで同じ登山道を通ることをピストンといいます。大山なんかはそうですね。
縦走は行きの登り始めと下山する場所が異なることが多いのですが、今回の塔ノ岳→鍋割山は登山開始と同じ駐車場に戻ってこれるので、縦走を手軽に楽しみたい人にはお勧めです。
途中、金冷しという場所があり、ちょうど風の通り道なのかすごく冷たい風が吹いていました。まだ3月でも山を歩いていると大量に汗をかくのですごく気持ちよかったです。
塔ノ岳の標高が1491mなのに対して、鍋割山は1272mなので少し下る形になります。一度山頂の景色を見ているのと、昼ご飯が待っているというモチベーションでしんどさは感じませんでした。
鍋割山の山頂に到着したのは13時過ぎ。1時間足らずで塔ノ岳から鍋割山に移ったことになりますね。山頂からはまるで絵画のような富士山を拝むことができました。
さて、ここまで来て昼ご飯です。友人がしっかりバーナーを持ってきていたのでカップラーメンをコンビニで買っていました。
しかし、火力が思ったよりも弱く南アルプスの天然水がまったく沸騰しません。待てど暮らせど泡がぷつぷつ出てくるくらいなので、諦めてぬるめのお湯でシーフードヌードルを作ることにしました。
体を動かした後だから何を食べてもうまいですからね。しかも仲の良い同期ですからね。シーフードヌードルですからね。おいしいなと心の底から思いました。少し硬いくらいです。これも経験、話のネタですね。
おなかも満たされ、素晴らしい景色を見て、鍋割山の山頂を後にしたのは13時45分頃です。
帰りがとにかくきつかった
初めての縦走登山です。行きと同じルートを通るのであれば、「大体このあたりか」「あと少しだな」と景色で自分の気持ちをコントロールできるのですが、道が違うのでメンタルのコントロールが難しいなと感じました。
物理的には下っているのですが、精神的にはひたすら上りが続いている感覚。それに初春の花粉症も相まって後半はかなりしんどかったです。
ぐるっと表丹沢を回って大倉登山口に戻ってきたのは16時頃。
あれ?4時間くらいかかってますから、本当に長かったんですね。長く感じただけかと思っていましたが、事実かなりの時間歩いていました。登山道は歩きやすい道がほとんどなのですが、長時間の歩行がきつい。そんなルートでした。
「なんつッ亭」でラーメンを食べて解散
着替えて車に乗り、登山旅の最後はラーメンで締めくくります。なかなか秦野に来ることもないので、秦野で有名な「なんつッ亭」というラーメン屋さんに行きました。渋沢に住む理系の先生にもオススメされていたお店だったので、この機会に来れてよかったです。
黒いマー油が特徴的で美味しい一杯でした。帰りの小田急線で爆睡したことは言うまでもありません。
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