こんにちは!相模原ボーイズという中学野球のチームでコーチをしています、中島です。
突然ですが、あなたは大学で何を学びましたか?4年間で何を得ましたか?
これから大学に行くという人もいると思いますが、現在大学生という人や社会人の人は是非、自分の大学生活にはどのような意味があるのかを考えながら読み進めてください。
入学直後に感じた違和感
必死の受験勉強で入った憧れの大学。
入学式が終わって、時間割が決まり、
少しずつ友達も増えて、大学生活は順調でした。
新宿から二駅、
町全体が大学を中心に栄える「都の西北」、
早稲田大学で学んだことは….
何もないんですよね。
さすがにちょっと言いすぎ?
確かに自分のやりたい歴史を学ぶことはできたし、教職課程も無事に終えました。
一生大切にしたい友達もできたし、おいしいご飯屋さんもたくさん知った。きちんと4年で卒業することができました。
ただ、入学直後のゴールデンウィークが終わったころの若かった僕は、「このままじゃ何もせずに大学生活が終わってしまう…」とものすごい不安に駆られたんですね。
この不安は的中しました。サークルに入らなかった僕は廃人のような生活を送りました。夏休みに大学がなくなると、ただ寝て過ごす毎日。
イベントと言えば山形に免許合宿に行ったくらいで、体重もかなり増えました。火木土日の相模原ボーイズの野球だけが楽しみで、あとはひたすらバイトとYouTubem三昧。
再生履歴はお笑いの切り抜き動画でいっぱいになっていました。
大学は何も与えてくれない
高校時代は毎日をただただ過ごしていても、朝起きれば野球部の朝集合に直行。学校に行けば午後までビッチり授業、放課後はまた夜の8時まで野球というように、選択の余地もなく毎日がルーティン化されていました。
しかし、大学という場所は違います。
授業も、極論は自由。どの授業をとるのか、出席するかどうかも自己責任です。別にサークルにだって入らなくてもよい。
隣の人と仲良くする必要もないし、仲良くなりたかったら自分から話しかけなければいけない。
大学生になると、自己判断・自己責任の範囲がものすごく大きくなるわけです。(それでも守られている部分も多くあると感じますが…)
いろいろなチャンスを自分から取りに行く。自分で始める。自分で続ける。積極的な姿勢が求められるんですね。
このことに気付くのが僕の場合少し遅かったのだろうと思いますが、周りの友人と話してみても意外と同じような話は耳にします。
いきなり自由が与えられると、困ってしまうんですね。
そうならないために
人生の夏休みともいわれる大学生活。その言葉通り、時間の使い方によってはかけがえのないものを残すことができます。
多くの人にとって、大学生活は、大学から直接何か与えてもらうというよりは、その時間を使ってやりたいことをするから有意義なのだろうと、周囲の大学生や新社会人を見ていて非常に強く感じます。
僕の場合、大学生活という自由な時間を使って極めたかったのは、相模原ボーイズという中学硬式野球チームでの指導でした。
野球が好きだということ、そこが自分の出身チームだということ、のめり込んだ理由はたくさんありますが、非常に多くの時間をそこに費やしました。
そしてもう一つ、「東北地方」を人生のテーマに置こうと思ったのも大学生活の前半でした。小さい頃から縁があった東北、震災直後から気にかけてきた東北、時間とお金の許す限り、直接現地に行って、東北がどのように移り変わっていくのをこの目で見続けようと決めました。
それからは授業も「地方の教育」や田舎の風習などをテーマにした「民俗学」というように、自分にとって意味のある授業のとり方になりました。文学部で学んだため、卒業論文の執筆が卒業の絶対条件でしたが、そのテーマも「東北」で定まりました。
地元での野球指導と東北を見続けるということ。
この二つの人生の柱が決まってから、大学生活のすべてが意味あるものになりました。本当に自分のやりたいことを見つけるのは、何よりも大事です。そこがブレていると、何もかもが中途半端になります。紛れもなく、大学1年前半の自分がそうでした。
人生の軸
自分の人生の柱を決める。これは速ければ速いほど良いと思っています。もちろん、それは“仮止め”でよいのです。今この瞬間に思う、自分の人生の柱は何ですか?という質問に答えることができればよいのです。この先、たとえそれが180度変わったとしても、今ここにいる自分が、何を大切にしたいのかが決まっていることが大事です。
改めて、あなたが 今この瞬間に思う、自分の人生の柱は何ですか?
もしこの質問に答えが詰まってしまうようでしたら、紙に書き出したり、家族や恋人、大切な友達とゆっくり話をしてみたり、色々と頭を動かしてみてください。これさえ固まれば、いざ就職活動の時期になってもあせる必要はありません。むしろ、多くの人がつまずく自己分析は半分以上終わったと言ってもよいでしょう。
また、コーチングというサービスを受けてみるのも一つの手です。
自分の中にある本音を引っ張り出すのは非常に難しいことです。コーチとの対話を重ねる中で、思わぬ自分の本音に気付くことがあります。そういった心への「衝撃」が本当に欲しい未来をぐっと近づけます。
もし、専属のコーチが決まっていなければ、是非ご連絡ください。
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