【MAJOR・本田吾郎】雑談で一つの時代の終わりを感じた話

野球

某2年生「俺、1年生相手に全力投球したことないわ」

Nコーチ「なに茂野吾郎みたいなこと言ってんだよww」

某2年生「え?」

Nコーチ「え?」

合宿にて

先日、世間のゴールデンウィークの期間に、山梨県の北杜市というところに合宿に行ってきた。そこでは色々と勉強になることがあったのだが、ここでは少し雑談のような話をしようと思う。

この合宿はとにかく試合を多くやらせてもらえる合宿なのだ。当然投手の体を守るためには、普段はあまり投手経験のない選手が登板することもある。また、捕手も同じ選手が何試合も連続で出場するようなことはない。

このような状況の中で、試合と試合の間の休み時間にこのような会話があった。

Nコーチ「次の試合のバッテリーはA(2年生)がピッチャーでB(1年生)がキャッチャーな! B、Aのボール捕れるか?」

B(1年生)「なんとか取れると思います!」

A(2年生)「本当かよ?俺、1年生相手に全力投球したことないわ」

Nコーチ「なに茂野吾郎みたいなこと言ってんだよww」

某2年生「え?」

Nコーチ「え?」

このあと話を聞いてみると、中学2年生の彼は茂野吾郎を知らないというのだ。これを聞いた瞬間、誇張抜きに鳥肌が立った。『メジャー』を見ずに育っている中学球児がいるのか…


聞いてみると、「茂野吾郎って大吾のお父さんですよね?」なんて言っている。

いやいや、大吾が茂野吾郎の子供なんだよ!茂野吾郎が先なんだよ!!もっと言うと一番初めにはおとさんがいたんだぞ!!!

僕らは吾郎と一緒に成長した

僕が小学生の頃に、アニメの吾郎は三船リトルの大エースだった。五郎の成長は僕らの数倍速く、そこから中学生、高校生となり、僕が中学生になり、土曜の夕方にアニメを見れなくなったころにはタイトル通りメジャーリーガーになっていた。

いまでは『メジャーセカンド』が始まり、僕の知らない『メジャー』のストーリーが進んでいるらしい。

僕はメジャーで育った。これは僕だけじゃないはずだ。今の20代前半の野球好きはもれなくそうだったのではないか?少なくとも僕の所属した学童野球チームでは、日曜の朝は昨夕のアニメメジャーの話題で持ちきりだった。

キャッチボールではみんながあこがれのジャイロボールというなのスライダー回転のボールを投げ、昼休みには左投げの練習もした。

皆が吾郎に惚れていた。そんな時代だった。

確かに野球漫画は色々あって、『おおきく振りかぶって』や『ダイヤのエース』も面白いと思う。それでも少年野球を一緒に乗り越えたヒーローは吾郎以外の誰でもなかった。

若さだけでなく

僕にとって、『メジャー』を知らない中学球児がいるということは何よりも確かな世代間ギャップの象徴だ。今までは中学生とは年が近いと思っていた。実際、他の指導者と比べると選手との距離も近かったはずだ。

それを急に変える必要はないと思うが、毎年入ってくる中学生と、毎年一歳年齢を重ねる僕との間の年齢差はだんだん大きくなるということは頭のどこかで意識しなければならない。

歳の近さだけでなく、人間力で魅力的な指導者になろう。


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