「不可能なんてない」先輩経営者に圧倒的な行動量でフルボッコにされて、モチベが上がった話。

塾講師

先日、知り合いの塾経営者の方とZoomでお話をさせていただく機会がありました。神奈川県横浜市でNiiSchoolという学習塾を経営されている武末雄大さんという方です。今回はそこでの学びをまとめていきたいと思います。
「最近行動力が足りていないな」と感じる人、教育に携わる人にはオススメの内容です。

以前コーチングを受けていた武田かずまさんからの紹介でつながることができました。株式会社Reviveの代表取締役で、大学受験・高校受験の塾を経営されています。Youtubeも投稿されているので、是非ご覧ください。アツいです。

大学受験の Nii School
高校受験の Nii School
家庭教師の Nii School

教育のプロとは

お話を伺っていると、「教育のプロ」という話題が出ました。その中で出てきたのが、「結論を出さないのがプロ」という話でした。「勉強しなさい」「勉強しよう」などと言うことは誰にでもできます。おそらく大学生で塾講師としてアルバイトをしていたころの自分でもそのくらいのことは言っていました。

人生をかけて教育に携わるプロだからこそ、何を提供できるか。

雄大さんのお話しでは、「どうしてほしいか」を言わずに、目のまえの子どもを動かすことができるのがプロだということです。そのときに大事にしているのが、「どんな自分になりたいか」を考えること。Nii Schoolはホームページなどでも「なりたい自分になれる場所」と書かれています。

こういう自分になりたい。だから勉強する。

自分で勉強すると決めることが何よりも大事です。そういうきっかけを自分の周りでもたくさん作っていこうと改めて思います。

教育のプロは結論を示さない。

目的を徹底的に考えてどんな手段でも取り入れる

僕がとある相談をした時に、「その目的は何なんですか」と聞かれるタイミングがありました。よく目的を考えろとは言われますが、ついつい目の前のことをどうしようかに集中してなんのためにという部分が抜け落ちてしまいがちです。これは子どもも大人も同じかもしれません。

まずはなにをやるにも徹底して目的を考えることが大事だと改めて学びました。相談の内容はプライバシーのこともあるので出せませんが、僕自身がハッとした瞬間でした。

そして、目的を考えたらそこに合う手段を徹底的に取り入れることが大切です。雄大さんのお話を伺っていて、「子どもを成長させるためにそんな手段もあるのか」と、自分の思考の枠が一気に広がった感覚がありました。

雄大さん
雄大さん

映画を見せたり、色々なスポーツのコーチングを勉強したり、心理学の話をしたり、それこそその日の授業を受けさせずに帰らせることもありますよ。もちろん保護者に連絡をしたうえでですけどね。

中島
中島

まじっすか?! 
詳しく聞かせてください!

この後もお話を聴いていくと、確かに納得するお話でした。自分は子どもを持ったことはないですが、もし自分が親になったら、「我が子に対してこれだけ考えてくれる人がいるなら、任せよう」と思うだろうなと感じます。

子どもの成長のためにありとあらゆる手段を考える

ちなみにこのお話を聴いてからすぐに、「オンライン自習室を作ろう!」と思い立ち、実際に稼働し始めました。詳しくは後日お知らせします。

あくまで授業力が前提

お話を伺ってはじめて知ったのですが、雄大さんの運営する塾にはミーティングという時間があるそうです。そこでは目標の話をしたり、心理学の話をしたりするそうということでした。

一言で言うと雄大さんの教育は人間教育の色が濃いのが特徴だと感じます。まず人としてどうあるべきか。という部分が強烈なのです。

少し話が進んだところで、こういわれました。

「前提として、圧倒的な教科力がないとだめですよ」

保護者がお金を払っているのはあくまで成績を上げるという部分に対してです。

自分の環境を整えよう。消しカスを捨てて帰ろう。椅子をしまって帰ろう。その言葉遣いは良くないんじゃないか。こういう部分はお客様からしたらあくまでオマケであって、まずは教科の内容を教えられないと塾ではなくなってしまう。本当にやりたいのは人間教育の方だからこそ、教材研究は死ぬ気でやり込む。

雄大さん
雄大さん

だからプレッシャーかかる感じですね。偉そうに人間語る奴の授業はどんななん?って。寝れない時もありますよ。

中島
中島

教科の勉強も続けてらっしゃるんですね。

僕はまだまだペーペーだと自覚しているので教材研究(授業準備)はこれでもかというくらいやります。子どもと同じように問題集を解きます。ですが、30歳で6年間の教師経験もある雄大さんレベルなら、正直そこまで勉強し続けていないだろうと勝手に思っていました。もっと別の読書などに時間をかけているのかな。。。と。

ですが、全くそんなことはありませんでした。

雄大さん
雄大さん

高校受験の塾を始めるときには全国の入試を5年分解きましたよ。5教科。

ああ、自分の努力なんてまだまだだな。と打ちのめされた瞬間でした。圧倒的という言葉がこれほどもマッチすることがあるかと。

やっぱり普段会わない人と話して、知らず知らずのうちに自分の中で固まっていた当たり前基準をぶっ壊してもらうのって大事なことですね。

5教科の入試を解くのに、試験時間で単純に考えれば50×5で4時間近くかかります。それを47都道府県ですから、どれだけの狂気か、この業界ではない人でもわかってもらえると思います。

自分も、勉強・野球を教える中で伝えたいことは、どうやって自分を律して人と自分にやさしく、そして厳しくなれるかということです。それを伝えるには、まずは圧倒的な知識とそれを伝えるスキルを身につけなくては話になりません。

もっともっとやらねば、と身体のうちから熱いものが湧き上がってくるのを、Zoom越しに話ながら感じていました。

本当に伝えたいことを伝えるために圧倒的なインプットを続ける

なぜ本を読むか

当然、上に書いたような教科の勉強だけでなく本を通じて色々な分野のインプットもされているそうです。いくつか本も紹介していただいたので、下にリンクを貼っておきます。

さて、教える立場にある人はなぜ本を読まなければいけないのでしょうか。

ぼくは「読んだ方が良い」ではなく、「読まなければいけない」と思っています。どんなに忙しくても。個人的には、言葉のレパートリーが少なくなるから、読まなければいけないと思っています。

雄大さんの話では「生徒に話すことが毎回同じになるから」でした。

これはめちゃめちゃうなずけます。確かに大切なことは何度も繰り返して伝えることが必要です。それが教育だろうと思います。ですが、伝えるときの言葉まで同じになってしまうのはものすごくチープなんですよね。

子どもは単純なようで、この辺りには本当に敏感です。インプットをし続けていない人の話には耳を傾けてくれなくなります。

そして、一つの質問に対して的確に、圧倒的な情報量で答えてあげると、さらに信頼関係をつくることができます。「伝える」ことを仕事にする以上、本を読むのはマストです。勉強するのもマストです。

改めて肝に銘じます。

毎日自己最高を更新して生徒の前に立つためにインプットを続ける

さいごに

今回書いた内容以外にも話をしていただいたことは山ほどあります。めちゃめちゃメモを取りました。経営戦略的な話もあるため全ては出せませんが、僕は何度も思い返して喝を入れてもらっています。

教育を本気でやろうと決めている人って、良い意味で変な人が多いです。だから面白い。もっといろいろな人と話をしないとだめだなと感じました。

その中でも雄大さんは与えてくれる熱量が半端ないのでこれから先も相談させて頂くこともあると思います。自分も誰かにとってのそういう存在になれるように、限りある時間を悔いなく過ごしていこうと思います。

雄大さんに会って話をしてみたいという方は連絡してみてください。僕に声をかけて頂ければ紹介させていただくこともできます。是非お気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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相模原市で中学生の文武両道をサポートする学習塾を運営しています。この記事に書いたように、教科指導をしっかりとしたうえで、習い事やスポーツにも活きるようなマインドの話なども伝えています。ご興味のある方はご連絡ください。子どもが人生を前進させる大きなきっかけになります。

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