なぜ経営者は登山にハマるのか!?登山の魅力を4つ!

好きなものについて語る

誰もが知るグローバル大企業、楽天三木谷社長は年に一度、楽天グループの幹部役員と登山に行くそうです。しかもその山は、「死の山」と呼ばれる群馬県の谷川岳。かなり過酷な登山ですが、とにかくルーティンを大切にする三木谷社長は毎年続けているそうです。

また、僕の尊敬する個人塾の社長さんも、登山が好きで、「山がないと生きていけない」と仰っていました。ちなみに、智辯和歌山高校で甲子園通算68勝を挙げた高嶋仁監督も、とあるきっかけから山道歩きを生活に取り入れることになったそうです。高校野球名将列伝・智弁和歌山 高嶋仁 – YouTube

経営者が登山をしているという明確なデータがあるわけではないのですが、経営者やリーダーに登山好きな方は多いと感じます。

今回の記事では、関わる人に少しでも良い影響を与えたいと思っている僕が、登山をしていて感じた魅力を4つ、お伝えしていきます。(僕は経営者ではありませんが。。。)

登山の魅力

地球を感じる

自分の足で一歩一歩山道を歩いていると、当然ですがかなり疲れます。翌日はふくらはぎがパンパンで、普段通り歩けなくなるくらい疲労します。

しかも、その疲れが筋トレとはまったく別の種類の疲れなのです。どれだけスクワットで追い込んでも、あの体の奥の方の骨まで疲れ切った感覚は得られません。

一歩一歩山道を踏みしめる足には、相当な負荷が長時間にわたってジワジワとかかっています。これが登山の魅力の一つだと思います。

「歩く」という人間の超基本的な動きを、負荷がかかる状態で長時間繰り返す。膝や脚の付け根に、正しく疲れが来る感じがあって、心地よいのです。

疲れてくると、足の裏が地面を直接感じるようになってきます。まさに地球を感じている状態です。余計なことは考えられなくなります。頭の中は瞑想に近い状態、サウナにも通ずるものを感じます。

地球の大きさ=自分の小ささを、自分の一歩踏み込んだ足に伝わる感覚を通して肌で感じる。決して楽ではありませんが、良い時間です。

もちろん周りは大自然。登山は、日々の喧騒を忘れて我に返る貴重な機会です。

無心で地球と自分を感じる時間

命の危険

登山をしていると、時に命の危険を感じることがあります。次の一歩をどこに置くか。この判断を間違えると、どんな低山でも大けが、最悪の場合死につながります。

ビジネスでは、一瞬の判断が膨大な額のお金を動かす場面も出てくるでしょう。そういった意味では、瞬時の判断に自分だけでなく、家族、社員の家族の命もかかっています。

ただ、よくよく考えると、一つの判断が命の危険につながるのは、日常生活でも同じなんですよね。車を運転していても、駅のホームを歩いていても、一歩の判断を間違えると命を落とします。

大げさな言い方をすれば、僕たちの人生は無数の選択の積み重ねです。物心がついてから数えきれないくらい多くの決断を重ねて今ここにいます。

だからこそ、その決断の積み重ねが合わさって出会えた人との時間は本当にありがたいものだとも思います。

こんな小さな幸せに、リアルに気付けるのが登山です。

瞬時の決断の繰り返しで人生を考える

健康になる

もちろん、健康効果も大きいです。普通に歩くだけでも医学的に効果が実証されています。

ウォーキングの効果
  • がんリスク低減
  • 高血圧改善
  • 血糖値改善
  • 腰痛改善
  • コレステロール値改善

サウナに通ったり、ジムに通ったり、食事に気を使ったり。できるビジネスマンほど健康に気を使います。

登山はより本格的に、歩くという行為を繰り返します。健康を意識して登山をライフスタイルに組み込む人は多いようです。

世界に良い影響を与えたいと考えて事業を起こしている人が、少しでも健康で、長く仕事をしたいと考えるのは自然なことですね。

単純に健康に良い

歴史を感じる

山に登ると言えば、神奈川県民の僕が思いつくのは、大だ。次に思いつくのは高尾山か、という感じです。

あなたはどの山を思い浮かべるでしょうか。どの山にしても、おそらくは登山道が整備されていて、そのまま進んでいけば、迷わず山頂までたどり着くことができます。

それは先人がいたからこそ

一番最初に昇った人がいたからこそ、山に道ができて、みんなが登山を楽しめるのです。当たり前のことですが、山を実際に歩いていると、そのことのすごさを再確認できます。断崖絶壁をかなり狭い道で進まなければいけないところも出てきます。

どんなことだとしても、一番初めにチャレンジして、その道を確立することは生半可なことではありません。

一人一人が未知のことに立ち向かっていかなければいけないこれからの時代。登山をしながら先人のすごさを再確認する時間からは良いヒントをもらえそうです。

自分にとっても登山の時間は、まだ見たことのない道を切り開くような生き方をしたいと、意を新たにするありがたい時間でもあります。

道を切り開くすごさを体感

まとめ

中学生にも

ちなみに、僕は中学生である教え子にも、登山は一度体験してもらいたいと思っています。忙しい中学生にとって、自然の中で自分を見つめる時間は非常に貴重なものとなります。

数年前に一度、必勝祈願で大山登山に行きました。子どもたちの山頂での充実した表情を見ると、とても良い機会になったのだと感じました。

福島県の強豪で甲子園常連校、聖光学院の野球部でも練習の一環として、夜の山を山頂から下っていく「山下り」が伝統的に行われているようです。

まだ体験したことのないピンチに信じられる自分でいてほしい。登山は一つのツールにすぎませんが、心を強くするためのきっかけの一つとして、引き出しに持っておこうと思います。

こんな時代だからこそ

めまぐるしく、環境が変わっていくこれからの時代。自分の進むべき方向を常に明確にしながら、正しく、素早く一歩を踏み出す力が求められます

そういった大事なことを再確認する場として、ビジネスマンやリーダーには登山が好まれるのだと思います。

登山は、社会人でも学生でも、手軽にできる自己鍛錬・自己啓発です。是非、近くの山を検索してみてください。

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