【動画あり】ドミニカ滞在2日目「来てよかった」と思える試合を見た。

野球

2019年8月、ドミニカ共和国へ野球の指導を学びに行きました。大学四年生の夏ということで、大学入学時から続けているボーイズでの活動をさらに充実したものにするために、修行を兼ねて単身ドミニカへ行ってきました。このブログではいくつかの記事に分けてその様子を公開しています。

一日目の様子はそれぞれこちらの記事からどうぞ。
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街中で行われる地域の野球チーム

短時間練習

二日目には一日目とは違う地域の野球チームを見学した。ここでお邪魔した球場は一日の目の野原よりはだいぶ野球場らしいところだった。しかし、それでも地面はデコボコで、日本ではとてもじゃないが試合をするようなグランドコンディションではなかった。

ここでも練習を見学していたのだが、練習内容はアップを終えたらバッティングが始まり、それだけでその日の練習は終わった。日本では驚くべき練習時間だが、ドミニカではそれが普通なのだという。一般的にドミニカの小学生・中学生は午前中に野球をして午後から学校に行くというのが一日の流れらしい。試合でもない限り、一日中練習をするというのはまずありえないらしい。

下の画像が球場の写真だ。バッティングは珍しくロングティーのような形で行われていた。それでもやはり、バットはインサイドアウトの軌道で、引っ張って打つ選手はいなかった。


一人がティーを打ち、そのほかの選手は守備につく。

お世辞にもきれいな球場とは言えないが、滞在期間中に見た球場の中ではだいぶきれいな方だろう。ちなみにこの球場に書かれている「presidente」は現地のビールの名前だ。毎晩飲んだが、少しフルーティで苦みのない、飲みやすいビールだった。メキシコのコロナなどに似た、暑い国のビールといった印象だった。

ロングティーの守備を全力で楽しむ子供たち

ここで一番印象に残ったのは、バッティング練習のバッターではなく守備の方だ。一人のロングティーに守備が大勢つくという練習風景だったのだが、日本の練習とは明らかに雰囲気が違った。日本の中学生にロングティーの守備をやらせると、守備というよりも球拾いに近い雰囲気になってしまう。どうしても集中力が切れてしまうのだ。それに比べてドミニカの子供たちは、すべての打球を全力で追って、捕ったらとても嬉しそうにしていた。日本ではノックでもこんなに楽しそうに守備をしない子が多い。改めて自分のチームをはじめ、日本の現場の雰囲気を改めなければいけないと感じた。やらされる野球ではなく、自分たちでやる野球とはこういうことを言うのだろう。


ただ、これにはドミニカ共和国の環境が影響している部分も大きいとは思う。ドミニカの子供たちには野球しか楽しみがないと言っていい状況の子も多い。対して、日本の子供にはスマートフォンやゲーム、テレビ、また野球以外のスポーツもたくさんある。日本には野球以外にも楽しいことがたくさんある。そういった環境の違いは考えなければいけない。なんでもドミニカをスタンダードにすればいいというものではないだろう。ただ、娯楽がたくさんある中から野球を選んでいる子にはもっともっと野球を楽しんでもらいたい。これは努力すべきところだろう。

ドミニカに来てよかったと思える一試合

二日目の午後、わざわざドミニカまで来てよかったと思える試合を見ることができた。午前と同じように、林の中を進んでいくと突然野球場が現れる。そこでは中学生同士の試合が行われていた。到着すると、球場はすでにものすごく盛り上がっていた。

これはもう動画を見るのが一番いいが、一球投げるごとにものすごい声援が沸き起こる。多少口は悪いようだが、とにかく闘志むき出しなのがわかる。

ピッチャーはほとんど真っ直ぐをアバウトに投げ込み、バッターはフルスイングで応じる。塁に出ればディレードスチールをどんどん狙い、ホームスチール迄試みる。すべてが積極的だった。

そして、試合終了の瞬間、一気に球場のムードは爆発する。バックネット裏にいた地元の少年たちはいっせいにグラウンドに飛び込み、選手たちと一緒に喜ぶ。

まるで甲子園で優勝したかのような喜びだった。野球を心から楽しんでいるのがわかる。どうしたらここまで野球を楽しめるのだろうか。選手がこのくらい主体的に動ける野球をやらせてあげたい。

ただ、どの様に指導していけばこの雰囲気が作り出せるのか。育つ環境や国民性も多少はあるのだろうが、そこがすべてではないだろう。すべてを文化の違いを理由に言い訳をしていては、日本の野球は良くならない。ここは考え続けなければいけないところだ。


ドミニカの林の中で見た超アグレッシブな中学野球


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