【野球ノート】中学3年のときの野球ノートが出てきた

中学野球

部屋の掃除をしていたら、中学3年生の4月末、関東ボーイズの大会の日のノートが出てきた。今回はそのまま記事を全文載せようと思う。

関東ボーイズリーグ二回戦

今でも覚えている。コールド直前まで行って、結局あれよあれよという間に得点され、終わってみればサヨナラ負けをしていた。

まず初回にデッドボールで出たあと、バスターが決まっていたり、けんせいで死んだりしなければもっと前半から楽に出来たと思う。

でもそこは、自分でも切りかえて2回以こうはいつものようにがまんして相手の攻撃をうまくかわせたと思う。4回の攻撃で4点とった時はまだ大丈夫だったけど次の回に2点取ったところで少しだけ油断が生じてしまった。またそこで勝ちをものすごく意識してしまった。

 守りでは序盤はなんとかピッチャーがふんばってくれた。点をとった後の守りは攻守交代の時に相手ベンチで「変化球はすてろ!」と言っていたのが聞こえたので初球、2球目をカーブでせめて打ち気をそらしてかわすことができた。

 こっちの攻撃が三者ぼんたいで終わってしまったときに流れが相手に行ってしまったと思う。3ランを打たれたときは、まだまだ全く負ける気はしなかった。でも6、7回で少し前のパターンだった負のパターンにズルズル向かっているのをプレイしながら感じてだんだんあせってしまった。

 最後の回、優太がげんかいだったのは自分もわかっていたのでもう少し声をかけに行って楽に投げさせてあげたかった。あそこでピッチャーがそうへいに変わったけれど、できれば自分は優太にもうひとふんばりさせてほしかった。

 自分も監督と同じようにやっぱり今の相模原ボーイズは優太がくずれてしまうと厳しいところがあると思うのであの場面は優太の「大丈夫」の言葉を信じて託したかった。 

 最後の場面のレフト前も例え虎太郎がしっかりとっていても、次のバッターに打たれていたと思う。

 今日の事はもう今日のうちに切り変えて、あと2つの大会に向けて一回一回の練習を大切にしていきたい。

2012年4月22日

最後は四球連発でランナーをためて、レフト前が決勝打だった。ギリギリのタイミングでレフトの子がボールを捕り、思いきりこっちに投げてきたが、ボールは一塁ベンチの方へ曲がり、2塁ランナーがホームを踏んで、サヨナラ負けした。

この大会は、今でいう「こんにゃくパークカップ」だ。

正直ボーイズリーグの春季大会は早すぎる。2月から公式戦が始まるのだ。そのため、春季大会は気が付いたら終わってしまっている感じがする。

やはり、西武ドームで開会式を行う関東ボーイズリーグ大会が、最後のシーズンの始まりという実感がわく大会だ。


確かこの大会では、初戦で公式戦初勝利を収めた。勢いのまま挑んだ瀬谷ボーイズ戦だが、日記の内容の通り、大逆転負けを喫した。

中3夏の難しさ

この大会の後の野球ノートを読み進めると、「瀬谷の試合の時みたいに…」、「あの時の雰囲気で…」なんてことが書いてある。

結局、高校野球でいう最後の夏の大会にあたる選手権大会も、強豪の泉中央ボーイズというところにボロ負けし、気が付いたら引退していた。全盛期は関東ボーイズだったのだ。

実はこの現象、自分の代だけでなく、どの代でも起こっている気がするのだ。いつもピークが選手権ではない。結果で見れば、二年前の代は選手権が一番良かったが、チームの雰囲気はそれ以前の方がよかった。

僕はこの、「春からチームの雰囲気が落ち込む」現象の原因を、中3生の進路のにあると思っている。中学3年生の高校選びは、ひょっとすると人生で初めて自分の将来を真剣に考える機会なのかもしれない。中学のチーム選びでも、進路選択はあったのかもしれないが、その頃はまだ子供である。中学3年生ともなれば半分は大人だ。

今までチームのみんなで冬練やら、試合の結果やら、ただ一つの事に集中して、大好きな野球に取り組んでいた14,5歳の少年は、ある日突然、自分の将来に関わる重大な決断を突き付けられ、早く答えを出すように迫られる。

このやりとりが各家庭で、この心の動揺が個人個人に起こっていたら、チームはまとまらなくて当然だろう。強いチームはどうしているのか、一度聞いてみたい。

上位進出するチームは最後まで、チームの成績と、自分の出場機会のために目の前のことに必死になるのかもしれないが、うちではこの点に関して、失敗続きだと思っている。

進路のことは2年から少しずつ

どうせ3年生になってバタバタするのなら、2年生の後半から、少しずつ高校の事を考えていた方が良い。春にいきなりゼロから考えるというのは本当に大変だ。

しかも、神奈川県の場合には3年でスイッチを入れても間に合わない場合もある。大好きな野球のためにも、未来の自分のためにも、進路のことは少しずつ、この時期から考え始めた方が良い。

今の時期からある程度希望を出せれば、自分の思うところに入れる可能性も高くなってくる。早いに越したことはないのだ。

最後に

今回、たまたま出てきたのが、自分が中学の時に瀬谷ボーイズに敗退したときのノートだった。今回うちのチームが負けたのも瀬谷ボーイズだ。今の選手たちには、ここで止まらずにもっともっと強くなって欲しい。

そして、今この記事を読んでいる人の中に、中2の選手、もしくは親がいるのなら、少しずつ進路のことを話しておくことをお勧めする。中3になってからでもなるようにはなるが、早い方が良い。

ちょうどいい機会だと思って、少しずつ1年後の進路のことを考えてみてほしい。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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