昨日は相模原ボーイズの34期生入団式だった。今年の新入生は久しぶりに少人数だ。4人の新入団生はみんな緊張していて微笑ましかった。
毎年、「第○○期生」の数字を見るたびに、チームの歴史の深さを再確認する。新代表の言葉にもあったが、チームの運営体制はこの四月を機に変わる。チームを去る人こそいないが、監督・代表を中心に役員体制が変わったのだ。
平成もあと一か月というところでチームは新しいカタチへと向かう。今回、うちのチームを選んでくれた4人は、新しい時代の相模原ボーイズを一緒につくっていく仲間たちだ。
時代の変わり目
これから、元号も「令和」に変わり、新しい時代へと入っていく。実際には、元号が変わるから時代が変わるということではなく、日々、社会が変わり続ける中で、元号が変わるだけの話なのだが。
ここ数年で、野球に限らず、スポーツの不祥事のニュースは数えたらきりがないほど報道された。おそらく昔だったら、大ごとにはならないようなこともあるのだろう。大人は言う。
「時代が変わった」と。
伝統は「守る」だけではない
それなら、新しい時代に合った野球をしていかなければいけない。いや、時代に合わせるだけでは遅い。時代を作るつもりで動いていかなければいけない。
伝統とは守るものではない。作るものだ。野球というスポーツにも、相模原ボーイズというチームにも、伝統はある。
その伝統は守るためだけにあるのではないのだ。伝統のいい部分は次の世代までも残し、修正すべき部分は壊し、新しく作らなければいけない。
相模原ボーイズというチームも新しい伝統を作る時代に入ったのだ。
なんのために
この春から新たな4人の仲間を迎えて、チームの活動をさらに盛り上げていくことになる。だが、その4人の後輩が入ってこないことには、野球チームは成り立たなくなってしまう。
だからこそ、この一年は今の2,3年生となんとしても上部大会に行きたい。特に三年生には悔いのないように引退・卒団してほしい。
というか、させなければいけない。2,3年生もうちのチームを選んでくれた大切な仲間だからだ。
そして、その活動の内容を次の新入生に知ってもらわなければいけない。広報活動も、今いる選手を大事にするということだ。
僕の中では、チームの内部充実と広報活動のどちらもこの一年間、全力で取り組まなければいけないいけないことだ。うちのチームを選んでくれた34期生の4人のために。また、2・3年生のメンバーのために。そして、OBのために。
今までも、このような気持ちでは取り組んでいた。そして、今回入部を決意してくれた4人を見て、その気持ちはさらに強くなった。
もちろん、上に書いたように在団生や卒団生の想いも背負って、コーチをやっているつもりだ。
だが、それ以上に、たった4人でも入団してくれた34期生を絶対に悲しませてはいけないとつよく思う。
まだ、小学生とほとんど変わらない小さいからだで、慣れない硬式ボールを追いかけている4人を見れば誰だってそう思うはずだ。絶対にチームの灯を消してはいけない。
大学生としてチームの活動を最優先に動けるのも最後の年。自分の学生生活の締めくくりとしても、この一年は相模原ボーイズに徹底的にコミットしよう。
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