20代で年収3000万、近い将来日本の教育を変える男を2時間レンタルできた話。

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こんにちは。

突然ですが、どんな死に方をしたいですか?

人生の終わり方。

2023年6月22日、今野涼二さんと話をして、一日中そんなことを考えていました。この記事では思考の整理もかねて、話した内容を整理していきます。お付き合いください。

お会いするきっかけ

そもそも、今野涼二さんがどんな人なのかを知らない人もいると思うので、軽く紹介させてください。

僕が今野さんを一方的に知ったのは大学3年生くらいだったか。中学野球の指導者としてTwitterを始めたころ、「プロ野球選手になれなかった指導者は全員落ちこぼれだ」という趣旨の今野さんのtweetが目に入ってきたのを覚えています。

かなり熱心に発信活動をされていたので僕の中では完全に「今野涼二さん=日体大のデータ班の人」と認識していました。4年生の年には日体大は日本一になりTwitterでも野球アカウントの人なら知らない人はいないだろうというくらいフォロワーも増えていたと記憶しています。

日体大で学生コーチとして日本一に貢献し、高校野球を変えたいという発言もされていたので、日体大卒業後は当然高校野球の指導者になるのかと思いきや、全く違う業界の会社に就職したと聞いて驚きました。

そして、20代にして年収3000万を超え、その後も続けていけば経済的に自由でいられるその環境を捨て、自分自身を無料レンタルするという企画を始めたことを知り、この度連絡してみました。

すると即返信が返ってきて、会う日程が決まりました。それが今日だったということです。前日には今野さんnoteを全部読んで、何を聞こうかを考えながら眠りました。

【経歴】
学法石川
→日本体育大学
→株式会社ゼニアス(4年間)
→退職しボディビルに挑戦中(週7でトレーニング)

※2023年6月現在

マインド

それでは、ここからは話をしていた中で学んだことや印象に残ったことをまとめていきます。

まずはマインドです。今野さんは僕の一つ上の年代。今年27の代です。それでいて、年収が3000万。世代で考えると明らかに稼いでいます。上位0.?%の世界でしょう。

まずは今回、どういうマインドで普段過ごしているのかを知りたかったのです。

目標はエンドだけ決める

まずは、気になっていた人生設計について聞いてみました。あれだけ日本の教育を変えると言っていたのに、いきなり不動産営業の世界に飛び込んだのは一体なぜだろうとずっと気になっていました。

やはり、最終的には高校野球に戻ってくる計画だそうですが、とある出来事が決め手となり、自分はまだ何も教えられないと悟ったことから、人生経験を積むことにしたそうです。

これが今野さんの人生設計。面白いですよね。とにかく20代はお金を稼ぎ、30代は海外に行き、40歳で高校野球の指導者になって、甲子園優勝。

そのための今

こういうことだそうです。そして、その中間目標のための日々の動き方は特に決まっていないそうです。「けつが決まっていれば良い。」と言っていました。

30歳でアメリカに行けていれば良い。そこまでの20代は、もう稼ぐ額の目標は達成したから一旦白紙の状態になったそうです。

※そこから、今度は物理的な強さ一つのことにコミットメントしてトップを取ったという経験を手に入れるためにボディビルに挑戦中とのことです。実際、会った瞬間にわかるマッチョでした。

徹底的にパクる

これはコンサル本などによく書いてありますが、やはり徹底的にパクる、人の真似をすることは重要です。

今野さん自身、一年目はとにかく仕事ができる上司の真似をしたということです。歩き方から食べる物まで全て。

そうすると、その行動をしている意図まで段々と見えてくるようになる。細部まで気付くようになる。

そこまで考えられるようになってから質問をすると、めちゃめちゃレベルの高い質問ができるようになります。質問力が上がるということですね。

具体度が上がるという言い方もできるでしょうか。

野球の現場で一人の先輩をとにかく真似をすると、「どういう意識で打っているのか教えてください」という質問から、「先輩の真似をしてここを気をつけてみたんですけど合ってますか?」という質問に変わります。当然後者の方がレベルの高い答えが返ってくるでしょう。

確率論で考える

初球アウトコース高めに直球が来る確率が70%。だとすれば、そこに狙いを定めるのがセオリーだろう。なぜなら確率が1番高いから。野球は確率のスポーツ。少しでも確率の高い方を狙う

ここまでは誰もが理解できると思います。

ビジネスは低確率の方を選ぶ

一瞬、どういうこと?と頭の中にはてなが浮かびました。今野さんが言うのはこういうことです。

年収でも成果でもなんでも、上位1%に入るなら、他の99%の人が選ぶような選択肢を取ってはいけない。

例えば、ゴミ拾い。道端に落ちているゴミを自然に拾える人は1%もいない。自分が世の中で上位1%に入りたいのであれば、そういう行動をするしかない。

眠い朝、二度寝する人と自分に鞭打って起き、活動し始める人、どちらの方がレアかと考えたら間違えなく後者だろう。

希少性の高い、レアな人間になりたければ常識とは違う方の選択肢を選ぶしかない。

ビジネスは低確率を選ぶ。

マインドの話として、とても納得のいく話でした。

死に方

Dr.ヒルルク

話が進む中で、「死ぬ瞬間」の話が出てきました。僕は詳しくないのでわからないのですが、ワンピースのキャラクターでDr.ヒルルクという医者がいるそうです。

そのキャラクターが死ぬ場面での一言が、今野さんには響いているという話でした。調べてみると、Twitterなどでよく目にする有名な名言を残したキャラクターでした。

いい人生

「まったく!!!!いい人生だった!!!!」

爆薬入りの飲み物を飲む(=死ぬ)直前にこのセリフを言ったそうです。死ぬとわかりながら、自分の人生を振り返った時に、後悔がないってめちゃくちゃすばらしいことですよね。その状態で死ぬために…と色々と考えたそうです。

人はいつ死ぬと思う?

「人はいつ死ぬと思う?心臓を銃で撃ち抜かれた時・・・違う。不治の病に侵された時・・・違う。猛毒のキノコのスープを飲んだ時・・・違う!!・・・人に忘れられた時さ・・・!」

人が死ぬとき、後世に何を残せるでしょうか。稼いだお金も、名誉も永遠には残りません。自分が死ぬときに何を残せるか。今野さんは「人」を残したい。そう考えたそうです。

「自分が死んでも、自分の『DNA』を受け継いだ人間が残ってくれれば自分は死なない。」

今野さんの熱い言葉が自分の中に残っています。

「自分は何を残せるんだろう。何を残したいんだろう。死に方は?」

26歳の誕生日を迎える直前に今野さんの話を聴いて、こんなことばかり考えていました。考えた結果、やっぱり自分も今野さんと同じで、「人」を残したいやっぱり教育だな、と一周まわっておちつきました。

教育

今野さんの教育実習

今野さんが大学4年時、教育実習に行った時にある部活動で全国レベルの子が生徒でいたそうです。その子の卒業後の進路についてたずねると「工場で働く」と答えたそうです。

工場勤務が悪いわけではありません。ですが、その子にはもっともっと可能性、選択肢がある。それを見せてあげられない今の学校教育ではダメだ、と感じたそうです。

だから今野さんは40代で教育現場に立った時に、色々なことを伝えられる人間でいられるように、20代30代を動きに動きまくって過ごすと決めたということです。

教師の成長力=子どもの成長力

人間のあらゆる可能性は周りの環境によって大きく左右されます。

いくら離れたところにスゴイ目標があっても、最終的には身近にいる友人と同じようなルートで成長していきます。

どういう環境に身を置くか、どういう集団の中に入ることを選ぶか。この段階で成長の天井はある程度決まってきます。

子どもにとっては、教師もその環境の大事な一部分であることは間違いありません。むしろ、非常に大きなピースといえます。

だから教育に関わるということは、ただのお金をもらう手段としての仕事を越える責任があると思っています。人生をかけてそこに向き合う覚悟が必要です。

だから、どれだけ忙しくても、せめて今日より紙1枚分だけでも成長した自分で明日の子どもたちの前に立ちたいと思います。

おわりに

お会いして感じたことを改めてまとめてみました。今野さんはアツいアツい人でした。このブログ記事を書いているのは、実際にお会いしてからちょうど1か月がたった7/23ですが、まだまだその時に感じたアツさは自分の中に残っていて、眠たい朝に自分を叩き起こしてくれます。

自分も周りの人に、少しでもプラスの影響を与えられるように精進していこうと思います。最後まで読んでくださった方も、歯を食いしばりながら一日一日を積み上げていきましょう。

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