無人島からのメッセージを読んで。

本・読書

もしあなたが、いま、仕事に追われて少しだけ解放されたいと思うなら。

これは僕が最近読んだ本のタイトルだ。


別に、仕事がつらいわけではないが表紙の美しさに惹かれて手に取ってみた。

もしあなたが、
いま、
仕事に追われて
少しだけ解放されたい
と思うなら。

自然豊かな無人島「ジープ島」

この本の著者である吉田宏司さんは、ジープ島と呼ばれる無人島で宿泊施設を運営し、日本からのゲストと共に、一年のほとんどをその「楽園」で暮らしている。

観光地として有名なグアムから南へ飛行機で1時間30分ほどの所にあるその無人島は、サンゴの環礁で囲まれ、台風などの災害もほとんどなく、白い砂浜にはヤシの木が並ぶという、まさに楽園なのだそうだ。

40歳からの再スタート

現在はジープ島の宿泊施設を運営している吉田さんだが、30代後半までは日本で生活していた。
バブル崩壊に伴い、37歳で会社役員をやめ、準備期間を経て、40歳で無人島に移り住んだのだという。

この本を読むと、そこからもかなりの苦労があったことがわかる。異国の無人島を一から開拓するのだからそれもそのはずだ。

そして、その難局を乗り越えた吉田さんが僕たちに送ってくれているメッセージがこの本なのだ。

本書は、ジープ島での16年間で私が感じたことを日本のみなさんに綴った「無人島からの手紙」です。みなさんの人生を豊かにするヒントがひとつでも見つかれば、著者として嬉しい限りです。

吉田宏司『もしあなたが、いま、仕事に追われて少しだけ解放されたいと思うなら

そのメッセージとは、

  • ちょっとずつ捨てる
  • 少しずつ始める
  • ゆっくり続ける

の3つだ。

捨てる

最近、ミニマリスト断捨離という言葉をよく耳にするようになった。モノに縛られて生きるのは、やめようという考え方だ。

僕も完璧なミニマリストには遠いが、その考え方は良いと感じている。モノに囲まれて幸せになれるのなら、たくさんのモノを買えばよいが、必ずしもそうとは限らない。

むしろ、執着心が少ない方がストレスなく生きていける。物欲がないのはつまらないと思う人もいるかもしれないが、別に人生に幸せなことがないわけでは決してない。

数限られたモノでも幸せにはなれるのだ。

始める

この本では、不自由(不便利)な暮らしや自然と触れること、人間関係の輪から抜けることを始めることなどを勧めている。

なんであれ、非日常を体験してみようということだ。

また、得意分野から始めることの重要性も説いている。

どれも見たこと聞いたことのあるような話だが、ハッとさせられることもある内容なのではないか。

大切なことは、自分で自分に壁を作らないことだ。

面白そうだと思ったらやってみる。その勢いを大事にしたい。

ゆっくり続ける

成功するために大切なことはとにかく続けることだ。


小さなことでもいいから続けること。

少しずつでいいから続けること。

その代わり、小さなことでもいいから「究める」こと。

大事にしたい。


そして、人に尽くすことも忘れてはいけない。人のために動く。これを続けていくことが自分のためにも、周りのためにも大切なのだ。

実践すること

せっかく本を読んだのだから、一つでも自分の行動に落とし込まないと意味がない。

ということで、一つは
定期的に山登りに出かける

これを続けていく。
自然を感じて、ありのままの自分を感じる時間を作る。

そして、もう一つは
道端のごみ拾い
これを始める。(再開する)
※コロナを理由に道のごみ拾いをやめていたが、消毒すればよい話だ。

さらにもう一つ、
kindleでの読書を始める
=紙の本を減らしていくということ。
身のまわりのペーパーレス化を進めていく。

もちろん、紙の本の良さも完全には捨てきれないので、本の種類や目的で電子書籍と紙の本を使い分けていくつもりだ。



これらのことを、自分の実生活において取り組んでいきたい。


2時間あれば読めるし、写真はきれいだし、難しい表現のない本なので、気軽に読める自己啓発本としてオススメです。

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